第240回 エフエム山形番組審議会議事概要
第240回エフエム山形番組審議会が、4月18日(木)午後2時から、エフエム山形本社
で開かれました。今回は、4月から放送時間が夜の時間帯から金曜日午後3時に変更となった映画専科の番組「荒井幸博のシネマ・アライヴ」(4月5日放送)を試聴・合評しました。
この番組は、身近なエンターテイメントとして映画に関心を持ち、もっと映画館に足を運んでもらいたいというシネマパーソナリティ荒井幸博の強い思いで制作がスタートしました。番組の目玉となるゲストコーナーには映画監督や俳優が出演、“映画伝導師”を自認するパーソナリティと映画への熱い思いを語り合います。毎回テーマに沿ってスクリーンで流れた音楽もお楽しみいただきます。今回は桜がテーマ。県内の桜の名所で撮影された「櫻の園」や「山桜」のテーマ音楽など、桜のシーンが印象的な映画の主題歌やテーマ音楽をセレクトしました。ゲストは俳優の田中邦衛さん。名台詞の再現や空港でのエピソードなど、その素顔が垣間見える内容です。山形の旬の映画情報を紹介する「山形MOVIE NOW」では、県内でのロケがクランクアップしたばかりの映画「おしん」の出演者と富樫監督にお話をうかがいました。審議内容は以下の通りです。
◎ナビゲーターの荒井さんは、“映画の伝道師”を自負するだけあって、映画の面白さを伝えようという熱い思いを何より感じる。
◎桜、また「おしん」という、まさに旬な話題を取り上げていて共感を抱きながら聴けた。特に、新旧のおしん役の対談を自然なかたちで引き出したインタビューが素晴らしい。微笑ましい印象を受け、秋の公開が待たれる気持ちにさせられた。
◎ゲストコーナー、撮影の裏話など豊富な素材と音楽をうまくつなげる構成の確かさが光った。
◎山形、地元ならでの内容をもっと膨らませ、時間を割いていいのではないか。この番組を通じて山形の映画文化を全国に発信していく展開を期待したい。
◎トークは全体的にはゆったりしていて好感が持てるが、少し急いだ部分で固有名詞が聴き取りづらかった部分があったのが残念だ。
(出席委員)
土屋秀敏委員長(山形市)・村田則子副委員長(鶴岡市)・平清水公宣委員(山形市)
逸見良昭委員(山形市)・金澤妃呂子(山形市)・鈴木力(山形市)