第364回 エフエム山形番組審議会議事概要
第364回エフエム山形番組審議会を、10月15日(水)午後2時から山形市・エフエム山形本社会議室にて開催しました。
今回は、9月9日(火)から10月14日(火)の期間、毎週火曜午前11時45分~11時55分までの10分番組の6回シリーズとして放送した自社制作番組「がん医療最前線~ラジオで学ぶ重粒子線治療の可能性~」を試聴・合評しました。
この番組は、日本が世界をリードするがん治療において有望な選択肢の一つ「重粒子線治療」について、その利点や利用方法、さらにはがん医療にまつわる最新情報を東北6県に向けて発信し、「山形大学医学部 東日本重粒子センター」の施設の認知向上・利用促進を目的に放送しました。毎回、山形大学医学部東日本重粒子センターの専門医をスタジオにお呼びしてそれぞれの専門のガン治療について話を伺いました。
進行はFM山形アナウンサーの岩崎敬です。
審議の内容は次の通り
◎番組を通じて、地域に貴重な医療機器を備えた病院があること、医学部の取り組みや重粒子線治療を知り、がん治療をより身近に感じられた。当事者にならないと得にくい医療情報を、公共放送を通じて知ることができるのがラジオの良さ。知っておくべき情報を県民へ丁寧に発信する姿勢が意義深く、非常に価値ある番組だった。
◎アナウンサーのインタビューや専門医のわかりやすい説明が印象的だった。難しい内容だったが、重粒子線について丁寧に解説されており、難しい印象が一変し、理解を深めることができた。また最先端医療への理解が深まった。
◎10分という短時間ながら内容が充実し、深く理解できた。音声だけでもわかりやすく、興味を引く番組構成で、程よい長さで次回への期待が高まった。今後も話題性ある情報番組を期待したい。
◎山大医学部で行われているのが日本で最先端の技術というのに安心感が生まれて、治療を受けてみたいと思った方もいたのではないか。今まで病気と縁がない人にも予備知識となり、また闘病されているリスナーへの励ましにもなったのではないか。
◎最後にリスナーからのQ&Aのようなコーナーがあってもよかったのではないか。また実例をもっと紹介するとなお良かった。
<出席>
鮭延三枝子 委員長、安達正司 副委員長、布施翔太 委員、田澤紘子 委員