第318回 エフエム山形番組審議会議事概要
第318回エフエム山形番組審議会が2月18日木曜日、山形市のエフエム山形本社会議室で開かれ、1月22日(金)午後7時から9時55分まで3部構成で放送した自社制作番組「JAZZの日特番…Easy JAZZ」を試聴・合評した。同番組は、年末年始をラジオと共に過ごしていただくよう企画したFM山形「フユノリズム」キャンペーンのラストを飾る特別番組として、20年目の「ジャズの日」に放送した。時間を楽器別に区切り、7時台はピアノ、8時台はサックスやクラリネット、トランペット等の管楽器、9時台はギターやベースなどの弦楽器によるジャズ・ミュージックの名作をオンエア。ナビゲーターは、「山形が自分のジャズ・ライフの原点」というフリーアナウンサーの板橋恵子。
・ナビゲーターの低い落ち着いたトーンの話し方が、JAZZにぴったりだった。時間帯に
よって主演奏の楽器を区別した試みは良かった。トークがあって曲というシンプルな構成が、JAZZの雰囲気とマッチして、雪が降る夜にぴったりな充足感がある番組だった。
・JAZZに造詣が深い出演者だからこその選曲はとても聴き応えがあった。自分が知っている楽曲でも、時代や演奏者によって曲調は変わるもの。巧みにMIXされた楽曲群が心地よかった。同じJAZZ系番組でも出演者によってカラーは変わるもの。今後も様々なパーソナリティを起用したJAZZ番組を企画してほしいものだ。また今回は単独出演であったが、掛け合いでの進行も良いのではないか。
・3時間の長い番組を飽きさせない、出演者の知識の引き出しの多さに驚いた。JAZZをあまり聴かないリスナーも入り込みやすい番組だったのではないか。
・放送時間がちょうど家事の忙しい時間にあたっており、radikoのタイムフリー機能のおかげでゆっくり楽しめたが、番組の雰囲気からして、もう少し遅い時間に編成しても良かったのではないか。また番組とCMの音量に若干の差があると感じる箇所があった。是正をお願いしたい。
<出席>
平清水公宣委員長、逸見良昭副委員長、鮭延三枝子委員、山口由美委員、向田竜也委員