第220 回 エフエム山形番組審議会議事概要
エフエム山形は4 月21 日(木)、平成23 年度第一回(第220 回)の番組審議
会を山形市内のホテルで開催しました。佐藤潤治社長、新しく委員長に就任した土
屋秀敏氏の挨拶に続き、東日本大震災にあたっての一連の地震災害特別報道につい
て合評しました。
発生時=3 月11 日(金)午後2 時46 分=は、自社制作の生ワイド「岩崎敬の
ラジオロイド」を放送中でしたが、ただちに地震災害速報・特別番組に切り替え、
キー局である東京エフエムの地震特別報道番組をまじえ24 時間体制で放送しまし
た。さらに翌12 日(土)から18 日(金)まで全てのCM を休止して特別編成で
放送し、19 日(土)からは編成枠を通常に戻し、地震関連情報は随時報道する体
制を続けています。
その間の番組編成基本方針は、大きく3つ。①ライフラインの復旧、生活物資の
供給状況を中心に県民の安全な暮らし確保に役立つ正確な情報の提供 ②音楽ス
テーションとして音楽のチカラを信じ、前向き、明るく勇気づける曲をオンエア
③未曾有の被害にあった宮城、岩手、福島三県への復興に向け、隣県・山形として
の支援の動きも積極的に取り上げるとしました。
審議内容は以下のとおりです。
◎ライフラインの被害、復旧の見通しなど生活に密接に関連した正確な情報伝達を
通して、「災害時に強いラジオ」という認識を新たにした。
◎地震発生時から3 日間、同じパーソナリティで通したが、語りかける口調で非常
に落ち着いていた。リスナーも聴きなれた声で安心感、信頼性を受けたのではな
いか。
◎緊迫時にもかかわらず、程よい感じのBGMが流れていたし、勇気づけられる曲
や前向きな曲を流すことが多かったと感じた。局としての編成方針がしっかりし
ていて好ましい。
◎キー局を通じて、仙台、福島の情報は入ったが、さらにきめ細かい情報が欲しか
った。こういう時こそ、ラジオ局間の横のネットワークを活用すべきであろう。
◎身近な情報がいかに必要とされ、期待されているかを痛感した。日常の放送の中
でも常に何が求められているかのアンテナを高くしていたいものだ。
出席委員
土屋秀敏委員長(山形市)・村田則子副委員長(鶴岡市)・逸見良昭委員(山形市)
平清水公宣委員(山形市)・三浦孝一郎委員(山形市)
以上