トビは空高く舞う / イタリアン・ロンディネッラ・カルテット
リリース日
2023年12月13日
レーベル
リスペクトレコード
品番
RES-345
販売形態
CD
HP
2021年2月17日リリースのファースト・アルバムに続く、セカンド・アルバム。
今作についてボーカリストのエンツァ・パリアーラは次のように述べています。
「イタリアの伝統音楽に対する私の情熱から、南イタリアを中心とした、様々な地域の伝統音楽のレパートリーを20年以上に渡り、探究して来ました。日本のリスナーの皆さんには、イタリアの様々な地域のリズムや、旋律の違いを発見してもらえれば、面白いのではないかと思いました。今回、私が知っている大規模な曲の記録から選曲しました。特に、南イタリアに伝わる伝統的な口承歌、元々はアカペラで歌われていた場合もある歌を、現代的にアレンジし、リメイクすることにより、多くのリスナーに届けられればと思いました。南イタリアの伝承歌に込められた思い、メッセージを是非伝えたかったからです。
2020年のコロナウィルスによるパンデミックの直後から本作の制作がスタートしました。
エンツァの選曲したリストを元に、メンバー全員で相談し、収録曲を決め、パーカッションのルイジ・モルレオが編曲の作業に入りました。編曲は、伝統性と現代性のバランスの良い融合を基調としました。
その後、移動制限の為、制作は止まってしまいましたが、2023年に入り、ようやく形になったのが本作です。
「今回、南イタリアの伝承歌を、私は心を込めて歌いました。そしてそれは、“地球のために歌う”という感情へと昇華して行ったのです。今作で収録した歌は、慌ただしい現代に於いて、私たちが人間らしく繫がる事が出来る普遍的な感情、愛と優しさ、の大切さを伝えており、それは、地球を母のように愛することにも繋がるのではないか?と思いました。イタリアは、それぞれの地域で、言葉や音楽が違います。独特の雰囲気、リズムを持つ、南イタリアの音楽に触れて頂き、その魅力を感じて頂
ければ嬉しいです。」(エンツァ・パリアーラ)
長きに渡り歌われて来た、南イタリア伝承歌。そこに込められた思いを、新たなるアレンジの元、今に伝えるのが本作であり、気候変動や、紛争など、様々は事象が起こる現代にこそ、その思いを伝えたいと制作されました。