GWからあっという間の月末!!
5月最終日となりました。
今週の山形市内は夏日の暑い日が続いていましたが、今日は打って変わって雨。。
こんな日に聴くのにもおススメの5月のテーマは、
「圧巻のフリージャズ」
第4回目のラストはこちらのアーティストでした。
nishirecollection118
Gato barbieri / Antonio Das Mortas【The Third World / 1970】
ガトー・バルビエリは、1932年にアルゼンチン・サンタフェ州ロザリオに生まれたサクソフォン奏者です。
今日まで紹介してきた4曲を並べてみると店主がサクソフォン奏者が好きだということ新たに発見しました!!
最初の近藤さんはトランペットでしたが、残りのお三方は全員サクソフォン奏者。
今回のガトー・バルビエリさんも哀愁漂うテナー・サウンドで人気を集めていたサクソフォン奏者です。
「黒い猫」を意味する「エル・ガトー」という愛称を持ち、自身のルーツであるラテン要素やさまざまなワールド・ミュージックを音楽に取り入れるなど、フリー・ジャズにも傾倒していったようです。
1972年には映画「ラスト・タンゴ・イン・パリ」で音楽を担当し、この年のグラミー賞で最優秀インストゥルメンタル作曲賞を受賞しています。
「ラストタンゴ・イン・パリ」は、第60回アカデミー賞作品賞を受賞した「ラストエンペラー」の巨匠「ベルナルド・ベルトルッチ」が監督したイタリア映画ですが、ラストエンペラーとは違いこちらの映画は過激な性描写などから様々な物議を醸し出した問題作となっているようです。
1970年代前半の映画としては、あまりにも大胆な性描写だったために、本国イタリアでは公開後4日して上映禁止処分を受け、当日の興行成績はあまり良くなかったとのこと。
そんな話題性の高い映画音楽を担当したガトー・バルビエリですが、その楽曲はとある音楽評論家によると「サスペンスに満ちたジャズ、メランコリックなオーケストレーション、躍動的なタンゴの調べがエロティックな切望、憂鬱な欲望、不運な運営といった映画の空気に見事にフィットしている」とありました。
そして今回紹介した楽曲「Antonio Das Mortas」は、グラミー賞を受賞する前の1970年にリリースされたアルバム「The Third World」に収録されています。
こちらは、ジョン・コルトレーンやチャールズ・ミンガス等の名盤を残したアメリカの音楽プロデューサーであるボブ・シールが立ち上げたインディーレーベル「FLYING DUTCHMAN」からリリースしたデビュー作。
南米音楽の要素を大胆に取り入れた1枚になっています。
デビュー作にして名盤ということですね。是非、アルバム1枚でもお聴きください。
フライング・ダッチマン・・・
音楽に疎い私はこの名前を目にすると「パイレーツ・オブ・カリビアン」がどうしても頭の中に浮かんでしまいます(笑)
メッセージ紹介
毎月第4金曜日は、リスナーの皆さんから届いたメッセージを一気にご紹介していきます!
昨年度までの5分番組では中々できなかったメッセージ紹介。
10分番組に拡大したからこそできるコーナーになります。
今回もメッセージをお寄せいただきありがとうございます。
いつもドキドキなので、今回もコーナーが成り立って胸をなでおろしているところです。
私達を助けていただける方は是非、下記URLよりメッセージをお送りください。
メールでなくても、RAF-RECに来ていただければ店主はおりますので(自称:いつでも会えるパーソナリティ)お茶のみ話でもしに来ていただければ幸いです。
ご来店&メッセージ送信をお待ちしています!!
今回の放送は6月3日(金)までradikoのタイムフリーで聴くことができます。
radiko→ https://radiko.jp/#!/ts/RFM/20220527114500
来週も金曜午前11時45分からお会いしましょう~♪
Archive
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