12月のテーマ、
「極上のヴォーカリストたち」
の2回目です。
nishirecollection072
The Cranberries / Zombie【No Need To Argue / 1994】
スタッフにとっては、The Cranberriesの曲としては「ドリームス」という曲の方が馴染み深かったのです。
と言いながらも、本当に馴染み深ったのは、フェイ・ウォンがカヴァーした「夢中人」ですが。
夢中人が劇中歌として使われた映画「恋する惑星」がすごく好きで、その世界観にピッタリだったこの曲もすぐに好きになりました。
原曲があるということも知らずに15年以上が過ぎた時、RAF-RECに通うようになって店主からThe Cranberriesの曲であることを教えてもらいます。この時の自分の無知さに衝撃でしたが、それ以上に衝撃だったのが、もっと凄い曲があるということで店主が教えてくれた今回の楽曲「Zombie」でした。
最初聴いた時は、パンチがあるタイトルに意識が行ってしまいましたが、タイトルの意味を知るともっと興味が湧いてきました。
政治的なメッセージが込められているという話は有名で、1993年3月に2人の子どもの命を奪い、56人もの負傷者を出した、イギリスの都市「ウォリントン」での爆弾テロ事件後に作られた曲とのこと。
曲に政治的なメッセージを込めるというのは、色々と難しいところがあると思いますが、この曲は昨年の2020年4月、MVが再生回数10億回突破という快挙を成し遂げています。この数字から、難しい曲でありながらも多くの方に支持を得たことがわかります。
ちなみにこの世界的にも有名なMVとなった映像を作ったのは、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」も監督したサミュエル・ベイヤーとのこと。こちらの監督もすごいですね。
最後に、この曲で印象に残るのは、やはり「ドロレス・オリオーダン」がひたすら「Zombie」と歌うサビの部分。
「Zombie」という言葉をこんなにカッコよく歌えるなんて。唯一無二の存在です。
今回の放送は12月12日(日)までradikoのタイムフリーで聴くことができます。
radiko→ https://radiko.jp/share/?sid=RFM&t=20211205205500
次回は来週、12月11日(土)20:55からの放送です。
お楽しみに~
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