クリスマス・イブ　/　山下達郎　（昭和58年）

昭和58年にリリースされたアルバム「MELODIES」に収められた一曲で、その2年後にシングルカットされました。もともとは山下達郎が竹内まりやのアルバム用にと書いた曲だったそうですが、結局ボツ。もったいないので自分でやることにしたんだそうです。出来栄えはとても良かったんですが、一部の達郎ファンにだけ知られていたぐらいでした。ところが6年後の平成元年の冬に、遠距離恋愛のカップルが新幹線のホームで再会するというあのJRのCMでこの歌が使われたことから、一気に全国的に知られれることになりました。そしてここから、クリスマスは家族で過ごすものから、恋人同士で過ごすものという新しい文化も生まれたと言われています。

この歌は間違いなく山下達郎の代名詞となった昭和の名曲で、これからも冬になると、必ず聴こえてくることでしょう。