第29回YAMAGATA YOMOYAMA 「リチウムイオン電池が照らす未来」

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第29回YAMAGATA YOMOYAMA 「リチウムイオン電池が照らす未来」

MAGIC on Friday

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今週もお聴きいただきありがとうございました!!

 

 

 

今回はノーベル化学賞受賞で話題になった「リチウムイオン電池」を特集しましたが・・・改めて内容を振り返ってまいりましょう!

 

 

 

 

 

◆そもそもどんな電池

 

 

 

リチウムイオン電池は、従来の電池と比べ、

 

・パワーが強い(だから小型化できる)

 

・長期間使っていなくてもすぐ使用できる

 

という特徴があり、私たちにもっとも身近なものでは「スマートフォン」などの電子機器、その他電気自動車や人工衛星にも使用されています。

 

 

 

誕生したのは30年ほど前で、今回ノーベル化学賞を受賞することが決定した

 

吉野彰さんが生みの親なんです。

 

 

 

 

 

◆日々進化していく電池

 

電池の研究分野ではこの「リチウムイオン電池」はニューフェイスかつ今もっとも注目のカテゴリー。

 

研究者の数もかなり増えているそうです。

 

更なる性能向上や安全性の向上を目指し、日夜研究が続けられています。

 

30年前の初期と比べれば、持続時間だけでも2~3倍ちかくまで長くなっていることから、その進化の速さがうかがえますね・・・

 

 

 

 

 

◆今回は山形大学米沢キャンパスにお邪魔しました!!

 

 

 

今回取材に伺ったのは、山形大学  産学連携准教授 次世代電池研究室。

 

常にウォンウォンと機械音が響く研究室では、リチウムイオン電池が日夜進化を続けているわけです・・・

 

今回お話を伺ったのは森下 正典 准教授。

 

なんと、厚さ0.4ミリのリチウムイオン電池を開発されたスゴイ方なんです!

 

 

 

番組でご紹介したような様々なリチウムイオン電池の知識をご教授いただいたのですが・・・印象的だったのは森下さん自身の願い。

 

それは「さらに安全なリチウムイオン電池」を作ること。

 

性能面に注目されがちなリチウムイオン電池ですが、「水や空気に弱い」という弱点があり、発火事故などがいまだに発生しているのも事実。

 

人の生活に深くかかわるものであるからこそ、さらに安全な電池を作っていきたい。

 

研究とはそれそのものが目的ではなく、「誰かを笑顔をするためにするもの」。そう認識させられる取材となりました。

 

 

 

 

 

◆リチウムイオン電池の未来

 

 

 

自然エネルギーに注目が集まる昨今ですが、そうしたエネルギーを蓄えておくのは「電池」そのもの。

 

ゆえに安全で性能の高い電池の開発は人類にとって命題となります。

 

もしかしたら、山形から、我々が想像もつかないような「新しい電池」が生まれるかも・・・

 

 

 

今週はここまで!!来週も取材もお楽しみに☆