YAMAGATA YOMOYAMA STORY 第53回「ゼロからはじめる短歌づくり」

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YAMAGATA YOMOYAMA STORY 第53回「ゼロからはじめる短歌づくり」

MAGIC on Friday

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今週もお聴きいただきありがとうございました!

 

 

 

今回は「初めての短歌づくり」というテーマで、山形県歌人クラブの山川さんにお話をうかがいました。

 

そのコツを改めて紹介しましょう☆

 

 

 

◆まずは素直な気持ちをそのまま言葉にしてみる

 

 

 

短歌は1300年近い歴史をもつ文学ですが、現代では「五七五七七」の31音で文章を構成するルールがあります。

 

俳句のように「季語」は必要ありませんので比較的制限が少ないのも特徴なんですね。

 

 

 

 

 

コツとしてはいきなり「31音」にはめ込むように作るのではなく、

 

「何を伝えたいか?」を決めるところからはじめるのがいいそうです。

 

春の歌なら「どんなシーンで、どんな出来事から春を感じたか」とか・・・

 

そうした「伝えたい思い」を制限なく「文章として書きだしてみる」ことで、

 

形にすべき方向が見えてくるはずです!

 

あとはそれを「五七五七七」に整えてあげるだけ!

 

なんだか気軽に挑戦できそうな気がしてきませんか?

 

 

 

 

 

◆更なるステップアップのための3つのコツ

 

①    みんなが読みそうな題材を選ばない!

 

ここなら「春」=「桜」とか・・・ありふれ過ぎて個性を出すのが難しくなる

 

 

 

②    直接的すぎる言葉を使わない

 

春の短歌なら「春が来た」とか・・・

 

そのままズバリ表現するより

 

「つくし」や「ふきのとう」などを使った関節的な表現のほうがバックストーリーが見えやすい。

 

 

 

③    一連のストーリーになるように!

 

よくあるミスとして、「かっこいいと感じる言葉を並べただけ」という

 

ものがある。

 

「相手に伝えること」が目的なので、しっかり「お話としてつながるように」すると良い!

 

 

 

そんな山川さんのアドバイスをもとに作った短歌がコチラ!

 

 

 

 

 

・・・なかなか良くないですか?

 

 

 

最後に、先日発表された令和元年度 第17回 斎藤茂吉ジュニア短歌コンクールの最優秀先品をご紹介しながらお別れです!

 

また来週☆