【放送振り返り】第2回「神の宿る森はぐろ」

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【放送振り返り】第2回「神の宿る森はぐろ」

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緑の宝~やまがた絆の森~

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7月15日(金)の第2回目の放送では「鶴岡市羽黒町」にある

「神の宿る森はぐろ」をご紹介いたしました。

簡単にですがこのブログで内容を振り返っていきましょう‼

 

 

 

■境界線

一般財団法人 田川建設会館を中心に複数の団体が活動を行っているのがこの森。

羽黒の大鳥居から車で15分ほど移動した先が活動場所だったのですが・・・

宿坊街から細い道に一本入っただけで一気に周辺の景色が変わったのが印象的でした。

 

森にたどり着く前に見えた「放棄された畑や田んぼ」。

後で伺ったのですが、これは「里から下りてきた獣(おもにイノシシなど)に追われる形で放棄された土地」なんだそうです。

有史以来多くの土地を耕し管理下に置いてきた人間にもこうした目に見える「敗北」の形があるわけです。

そうした土地が見えることも、この森が「人と自然の境界線」であることを表しているのでは?と感じました。

 

 

■かつてここには人々の糧があった

 

昔は「この森から人々が木材を得て、それを販売した資金でインフラを整えていた」、というお話がありました。

「自然」と聞くと、「守るべきもの」という考えを持ちがちですが・・・人間側の生産活動を完全に無視するわけにはいきません。

そうした意味で、「森の手入れをしつつ、そこから糧を得て、資金を得て、無理のない範囲で人の生活を発展させる」というかつての暮らしは、理にかなったものですし・・・現在叫ばれている「持続可能な発展」の一つの解答なのかもしれません

 

 

■そして未来へ

 

今回作業にあった皆さんは、なにかしらの形で「木材」に関わる人々です。

木材を生み出す森の存在は必要不可欠・・・だからこそ当事者として

率先して活動に当たっているわけです。

しかし、「当事者」なのは私たちも同様です。

木材なくして私たちの生活はなりたちません・・・

この森は体現していた「かつての暮らし」から、我々が学ぶべきことは多いはずです。

 

 

 

 

 

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