6月14日の民話は「龍神様のおでまし」と「お蚕様のはじまり」でした

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6月14日の民話は「龍神様のおでまし」と「お蚕様のはじまり」でした

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今月のブログ担当の湯澤です。

 

今回の放送は、「長井小町の会」の金田茂子さんが語ってくださる「龍神様のおでまし」と、横沢いち子さんが語ってくださる「お蚕様のはじまり」をお送りしました。

 

「龍神様のおでまし」は、その昔宮村に住む百姓たちが、毎年起こる洪水で田畑が水浸しになってしまうことに悩まされていました。 そんな中、宮で一番偉いとされている龍神様に出会うために總宮神社のお祭りを行いました。 そしてその龍神様の正体は、卯の花姫が変身した姿であり、現代で受け継がれている「ながい黒獅子まつり」で登場する黒獅子のモデルとなりました。この「ながい黒獅子まつり」は、長井市ではとても愛されているお祭りなんです。金田さんは、地元ので行われる祭りを多くの人に知ってもらいたいという思いで、このお話を語ってくれたんですね。

 

 

「お蚕様のはじまり」は、とある国の王様の馬を育てている家来の娘が王様の馬が大好きで、王様の馬も娘のことが大好きでした。しかしそれをよく思わなかった父に馬は殺され、それを悲しんだ娘は後を追いました。その後、馬と娘は天にのぼり幸せに暮らしました。一方、父は娘の死を悲しみなんとか戻ってきてほしいと願っていたところ、手紙が降ってきてそれについていた虫が「お蚕様」でした。そのお蚕を育てたことが、「お蚕様のはじまり」になりました。現在は「長井紬」という絹織物の産地になっており、伝統文化であることからも養蚕が盛んでした。昔の長井市にとって、「お蚕様」は本当に大切な存在だったんですね。

 

 

 

どちらも驚かされる展開で、聴いていてとても面白かったです。金田さん、横沢さんありがとうございました。

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