8月9日の民話は「名子清水の蛇」と「うさぎといたちの寄り合い田」でした

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8月9日の民話は「名子清水の蛇」と「うさぎといたちの寄り合い田」でした

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今月のブログ担当の會津です。

 

今回の放送は、「新庄民話の会」の柿本富寿子さんが語ってくださる「名子清水の蛇」と、結城留美子さんが語ってくださる「うさぎといたちの寄り合い田」をお送りしました。

 

 

 

「名子清水の蛇」は、名子というところに、あちらこちらから嫁にほしいと話があるほどの美しい娘がいましたが、一度も「うん」とは言いませんでした。親が不思議に思っていると、ある夜に娘が部屋で若い男と語り合っているのを目撃してしまい、後日娘に、今度その男が来たら着物に針を縫い付けておきなさいと言います。そして針につけた木綿の糸をたどっていくと、滝つぼの中にたどり着き、なんと男の正体は蛇であったことがわかります。その蛇は鉄でできた針のサビが苦手で、針をとってもらうかわりに、この親子へ日照りになっても涸れない湧水を与えてくれたというお話でした。

 

 

 

「うさぎといたちの寄り合い田」は、お爺さんは田植えのために用意した苗があまったので、それをうさぎといたちに分けてあげ、うさぎといたちは喜んで苗を植え、大切に育てました。苗はもち米の苗で、みんなでもちを食おうと、稲刈りの前日に山の動物たちに声をかけました。しかし、稲は刈り取られてなくなっており、うさぎといたちは動物たちへ聞いて回ると、どうやらモグラが怪しいとなったのですが、モグラの親はシラをきり通そうとしたのにモグラの子どもがバラしちゃいました。そして、モグラは神様から罰を受け、土から出られなくなってしまいました。

 

「人のものを勝手にとっちゃいけない」ということが子どもにも伝わるお話でしたね。

 

 

 

今回は新庄弁で語っていたので、あまり、なまりの無い私は、お話を聞き取るのがなかなか難しかったです。みんなも、むずかしい!って言っていました。たくさんの民話を聞いていくうちに、色々な方言がわかるようになりたいです♪

 

 

 

 

 

来月は、9月13日(木)21:00~の放送です。

来月もぜひお聴きください!

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